ショパン
ショパンのプレリュード4番Op28-4を録音した。色々と上手く行かないことが多いので、コイツを弾くくらいは出来るだろうと思いっきりハードルを下げた。 この曲は技術的に容易なので、普段通りだとあんまり書くことがないんじゃないかなっていう気がするけど…
ショパンのワルツ19番イ短調を録音したのでいつものように解説をする。遺作なので作品番号はなく、KK IV b-11/BI.150/WN63などと整理番号が付けられている。 ワルツ19番はショパンにしてはごく単純でプリミティヴな構造をしており、習作のような位置づけなの…
ショパンのノクターン4番Op.15-1を録音した。 中間部の重音トレモロが難しいという以外は特に難所もないため割りとあっさり譜読みは終了したけど、やっぱり重音トレモロは難しい。 例によって低レベルな解説をする。 楽譜について 楽譜は例によってナショナ…
20090729の再掲。ショパンの歌曲Op.74-5「好きな場所」を録音したときのエントリーです。ショパンの歌曲は全力でいけば2ヶ月に1曲くらいのペースで上がるはずなのだけど、全然進んでない。どうしてだろう、やる気が無いわけではないのに自分でも何でか分から…
ショパンのワルツは公式には19曲ということになっているけど、20番というショパン作かどうか疑われているナンバーがある。"Valse mélancolique"というタイトルが付けられている。日本語では「憂鬱なワルツ」となる。左手分散和音の音域の広さはショパンらし…
ノクターンOp.9-2aを再録した。先日、久しぶりに弾いてみたら意外と指が覚えていてちょっと練習すれば弾けそうな感じだったので、折角の機会ということで録音した。ついでにアレンジ無しも録音した。 ノクターンOp.9-2はショパンの曲では最も有名な曲の1つに…
ショパンコンクールが終了したので感想とかをまとめておこうかと思う。 先のエントリーにも上げたとおり、全体的にレベルが高く、誰が良いとか判断が難しい。当然だけど、全ての演奏を聴いたわけではないので網羅的な判断はできない。また、優勝者であるSeon…
ショパンコンクールが始まった。 ライブ動画 前回、前々回と配信の回線が細すぎてライブが非常に残念なことになっていた反省からか、今回はYouTubeの生放送を使っている。流石に安定しおり大変塩梅が良い。とはいえ視聴中が2500人を超えると固まりやすくなる…
ショパンの歌曲「使者」をアップした。 元々、ゴールデンウィークの宿題として設定したのだけど、何か上手く行かずに1ヶ月以上経って漸く形にすることが出来た。 伴奏はあまり難しくないので2週間くらいの練習で録音した。これが5月頭で、まだゴールデンウィ…
宅録の場合、何千回リテイクしたところで録音に関する関係者とかはいないので、辛いのは自分だけであり申し訳ない気持ちとかは湧いてこない。とはいえ、各テイクからよい部分だけを切り貼りしてDJごっこみたいな様相を呈したところで、別に演奏自体が良くな…
何年か前のある晴れた日のこと、近所のマクドナルドに昼ご飯を食べに言った際にipodを聞きながら歩いていたときに聞いたのがBart van Oortのノクターン20番。この曲集はBart van Oortによるアレンジが所々挿入されている、と解説には書いてあるのだが、Op.9-…
ショパンのノクターン15番Op.55-1を録音したので例によって演奏解説を書く。楽譜は基本的にナショナルエディションを使った。ナショナルエディション自体の解説については20121008に和訳したのでそちらも合わせてご覧ください。テンポについて。 Andanteと書…
演奏解説のタグが入っているけど、演奏解説ではありません。今後、録音した際に演奏解説は別に書きたいと思います。 随分前にショパンのノクターンのナショナルエディションが近所の楽器屋に置いてありまして、調子に乗って買ったのですが、困ったことに解説…
先日、アップした革命のエチュードは今回の演奏解説に際しての副生成物となる。普段と逆になるのだけど、革命のエチュードは是非演奏解説を書きたいというのが第一にあり、次いで古い録音が聞くに堪えないので録音もついでにし直したかった。 録音すればイヤ…
久しぶりの歌曲。始めたばかりの頃に全曲作るのに2年以上かかるとか言ってたの誰だよ、1番上げてからとっくに3年経ってるじゃんか。 今回、何か知らんけどやたらと時間がかかった。上手くいけば正月頃に上げれるかな、なんて甘っちょろいことを考えてた。 実…
ゴドフスキーがショパンの子守歌の演奏解説をしている。IMSLPに置いてあるのだけど、全文英語なので、和訳してみた。 楽譜はIMSLPを参照してもらうとして、ここでは2~5ページの文章を訳した。一応、楽譜のページに全部纏めたのを上げておく。 ちなみに僕の…
そろそろショパンコンクールの始まる時期。というわけで、5年前みたいに中継してないかなと色々さがしてみたけど、どこを見ても「中継します」という情報が得られない。もしかして5年前に回線が混みまくったのが嫌になって止めたか? ショパンコンクールの公…
去年の9月頃に本屋で全音のショパンピアノ作品集というのを見つけて子守歌と舟歌が収録されているということで買った。子守歌はなんとなく弾けそうな気がしたので弾いてみた、というもの。 ショパンをどのように弾きますか?に表現についてそこそこ説明して…
この曲、楽譜を見るとただの分散和音の練習曲に見えるが、実際にピアノを前にして弾いてみると分散和音の範囲が広く、非常に弾きにくい。分散和音の広がりが平均10度くらいとなっており、場合によってはポジション移動しなくても掴めなくもないのだが、そう…
グールドがエチュード10-2を演奏している。 動画じゃあないんだけど、ただでさえショパンを滅多に演奏しないグールドがよりによって10-2を録音していたとは。そういえば、学生時代かなんかのグールドはテクニックだけは超優秀だ、みたいに言われてたらしい。…
酒の歌。ショパンの歌曲だけど、あんまり歌詞が優れているようには思えない。どうしてショパンはこの曲を書いたんだろう。 どうしても調教が気に入らないところが1箇所あり、そこだけ直して再うpした。 最近、ボカロ曲を作っていない。一応理由がある。僕は…
Samstag 15. Juli 2006. そんなわけでコンサートレポート。 河合優子さんのショパンオンリーイベント。河合優子さんは岡崎出身のピアニストで、ヤン・エキエルの元で学び、1995年ショパンコンクール出場という輝かしいプロフィールを持っております。日本人…