ブルクミュラー25の練習曲より、25乗馬。ラストに相応しい華やかな曲である。
原題のLa chevaleresqueだが、chevaleresqueは騎士道という意味で、女性名詞に付ける冠詞であるLaを付けている。今風にいうと「姫騎士」とかになるのか。馬の要素がイマイチ見当たらない言葉だが、騎士だから騎馬に乗っているという連想だろうか。しかし、曲の印象として乗馬というタイトルは合っていると感じる。休符とスタッカートがそこここに散りばめられているのを見ると、競技乗馬跳ね回るタイプの乗馬をイメージする。
楽譜は例によって全音を使う。
強弱について
ラスト付近はフォルテになるが、それ以外だと9、11にしかフォルテはない。それらも1小節も続かずにピアノになってしまう。なので、全体を通して殆どの箇所を弱音で弾くことになる。他にはどこまで強くするか示さずにクレッシェンドが付いている箇所がある。どこまで強くするかは演奏者次第となる。
9小節
9前半のユニゾンをピッタリ合わせるのは難しい。最後の6を狙って合わせようとすると比較的うまくいく。
9後半~10小節 ☆譜読みのために。右手の和音で下の音はずっとGとなっている。
17~24小節
脱力を心がけて弾くと良い。指くぐりのときは手を傾けるとやりやすくなるが、その後にちゃんと元の向きに戻さないとC→Aの跳躍などで目測を誤ることになる。
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