チェルニー30番4 演奏解説

 チェルニー30番の4番を録音、公開した。
 4番はシックな曲調が気に入っており、チェルニー30番の中では2番めに好きな曲。
 それほど書くこともないけど、一応演奏解説をしておく。

 楽譜は全音版を使う。3番同様、演奏する上で特に注意するべきことは楽譜の解説に書いてあるので、その部分は割愛し、もっと瑣末なメカニカルな部分を始め低レベルな解説をする。まともな解説はピティナが行っているのでそちらを参照されたし。
 基本的な課題としては右手の分散和音と4分音符の保持。結構テンポが速いので分散和音を詰め込むのが大変で、弾いていてとても疲れる。とはいえ、これくらいの速度の曲はいくらでもあるので、一からチェルニー30番を練習しているのでもなければこの程度ちゃんと弾けないと話にならない。
 演奏時間は4分音符=144、4分の4秒し、24小節、繰り返しありなので、24小節×2回×4拍/144bpm×60s/m=80秒となる。僕の演奏時間が1分21秒なのでほぼピッタリの演奏時間となっている。

6小節

 ☆右手。拍頭において4指で黒鍵を押して保持しておく関係上、他の小節と比べて手の位置が高くなりFis以外の音で手と鍵盤の距離が離れるため少し弾きづらい。ただ、前の小節からクレッシェンドが始まっているので、少し力を込めて細かい制御を閑却してキーに指を叩きつけるようにして弾くこと距離を乗り越えることができる。

18~19,20~21小節

 ※18,20小節4拍目右手。F及びGを押した2指をすぐに離鍵しないと次の小節最初の音を押すときにキーが上がっていなくて音が出ないことがある。離鍵を意識すること。

20小節
 ☆4拍目右手。Dを4分音符で保持するとなっているが、この4分音符を保持していると21小節最初のGへの移動が間に合わない。保持は諦めて短く切るしかない。ただ、少し強めにキーを叩いて長めに音が出ているように見せかけるくらいはしても良いと思う。

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