御嶽神社というのはWikipediaによると蔵王権現を祭った神社。金峰神社・金峯神社(きんぶ、きんぷ、きんぽう、みたけ)ともいう。総本社は吉野金峰山寺の蔵王権現堂らしいけど、木曽御嶽信仰に基づく神社は、上記と区別して「おんたけじんじゃ」と呼ばれる。起源は蔵王権現信仰であるが別の信仰として分化しているらしい。
今回行ったのは岐阜県中津川市の星ケ見公園にある御嶽神社。神社の謂れとかに関する掲示が一切ないのでどの御嶽なのか判断できない。普通はどこから分霊したのかってどっかに書くもんだけど、この神社は本当に何も見つからなかった。地理的に御嶽山から近いので木曽御嶽信仰に基づく方なんじゃないかなと個人的には思う。
星が見公園案内板
駐車場にある案内板。御嶽神社については何も書かれていない。宗教施設は公園の管理の外だということなのだろうか。書いといてくれたっていいじゃんとは思う。
御嶽神社は公園内をテキトーに歩き回っていると見つけることが出来る。
鳥居
ちなみに、鳥居の手前にある「奉納」と書かれた石の裏側には平成12年10月吉日神谷徹建と書いてある。星が見公園の池に「神谷池」と名前が付いていたり、近所に神や農園という茶畑があるけど、近所の有力者による奉納ということだろうか。
本殿
公園を歩き回っていると突然現れる「奉納」の石碑。この先に神社がありそうな雰囲気がする。ちなみにこの石碑の裏には平成8年3月吉日林光建之と書いてある。
更に踏み込むと「御嶽神社」の表示が現れる。
その奥の岩場の天辺についに御嶽神社発見。ちっちゃい。神社というより祠じゃん。しかも壊れかけてるし。祠の扉みたいな部分が片方落ちて割れている。この場所、嵐の日とか風凄そうだもんな。
祠をよく見ると、何か書いてあって頑張って読むと「大巳貴命 少彦名命」と浅く彫ってあるのが確認できた。
祠から見る景色
絶景。まさに山の天気という感じで、場所によって天気が全然違う。晴れている場所もあれば、あからさまに豪雨っぽい場所もある。
ここ以外も、星ケ見公園には景色の良いポイントはたくさんある。
ちなみにこの後帰り道でしっかりと豪雨に見舞われた。