ジムノペディ1番 演奏解説

 ジムノペディ1番を録音した。全然弾きたいなんて思っていない曲だったのだけど、リクエストを受けたので、難しい曲でもないので弾くことにした。
 ついでに楽譜も浄書して上げた。手元に楽譜がなかったのでIMSLPでダウンロードしたのだけど1ページに纏まっているものがなく、複数ページに亘ると持ち歩くのに邪魔なので1ページに纏めた。
 オリジナルの楽譜は右手と左手で上下の段に分けて書いてあるのだけど、それだと右手で和音を取ったりする部分で音符を見落とすことが屡々あったので、和音は全部まとめた。作者の意向とは異なるが、自分としてはこうした方が読みやすい。

 普段通りに技術的な面を解説しようにも技術的に難しい部分がないので譜読みとか、曲を覚えるとこらへんについて解説する。
 好きでもない曲を暗譜するのも癪なので、楽譜を見ながら演奏することにした。テンポの遅い曲なので楽譜を見ている余裕がある、と見せかけて左手が跳躍し続けるので結局ある程度は覚えなければならない。出来るだけ曲の構造を整理して、覚える情報を減らしたい。
 最近のブームに乗じて楽譜に和音名を書き込んだ。少し曲の構造が見えてくるので理解しやすくなるけど、かと言って和音名を見てすぐに押す音が分かるほど僕自身音楽に通暁していないので、解説を書くのにちょっと役立つくらいしかご利益はない。

 左手の跳躍のせいで楽譜と手元を交互に見ることになる。右手は1オクターブ以上の跳躍がないので基本的に手元を見なくても手探りで押すキーを特定できる。
 1,2拍目の音を確認しておき、左手、1拍目のベースを押すと同時に2拍目中声部の和音を押す位置に照準を定めて記憶にインプットする。 視線を楽譜に移すと同時にインプットした記憶を頼りに左手2拍目を打鍵。3拍目の後半までに次の小節の内容を覚えて次の小節頭のベース音に左手を伸ばす。なお、「次の小節の内容を覚えて」と書いたけど、譜読みを終えた時点で楽譜に書かれていることは殆ど覚えている筈なので、「次の小節の内容を確認する」というのがより正確。
 これを39小節×2回繰り返すと演奏が終了する。

1~16小節

 1~4小節が伴奏で、5~8小節がメインテーマとなる。これを2回繰り返して16小節。
 1~16小節は1~2小節の伴奏を繰り返す。1小節がD:IV7で2小節がI7なので、16小節まで延々7の和音が続くことになる。
 9~12小節はこの曲唯一のフォルテ。何故この部分をフォルテに指定したのか分からない。でも12→13小節のf→ppのデュナーミクは劇的でよろしいと思う。

23~31小節

 この部分、左手のベース音が全てDである。
 24~26小節と29~31小節の左手は同じ音。

40~45小節

 この部分、左手のベース音が全てEである。

 やはり、特に書くことがないのでこの程度になってしまった。曲の背景とか、エリック・サティとかについてならいくらか書けるのだけど、やはり好きでもない曲について長々書く気にもならないのでこれくらいで勘弁してほしい。
 譜例のサイズが一々異なっている辺りにもやる気のなさが滲み出ている。