沙漠の国の物語 焔 聖剣伝説よりライジングサン

 沙漠の国の物語
 中東の沙漠地帯の当たりをイメージしてる感じだけど、全然アラビアンな感じがしない。多分イスラム色をしていないっていう当たりが原因だと思う。宗教というものを認識しない文化だと云っている。それと登場人物が日本人的な思考をするため、異質な感じがなく受け入れやすい。日本人が自分の理解の枠内で沙漠の世界を描くとこうなるのかなぁ、という感じ。
 和辻哲郎風土によると、あちらの地方で一神教が発生したのは必然だということだけど、そこらへんの説明はない。宗教、特に一神教が絡むと話が色々と面倒だし、日本人としては受け入れがたい文化にもなってくるから、ラノベとしてはこんなもんでいいんじゃあないかな。
 「沙漠」というのは、水の少ない地域が広がっているっていう意味、通常は誤って「砂漠」と書くのだが、地形学では「沙漠」と書くのが正式。審査員の書評とかを見ると、投稿時は「砂漠」だったように見受けられる。誰かに指摘されたのかなぁ。

 
 を聞いてから随分経った気がするけど、漸く入手して聞いた。第一印象としては澪ほど壮大な感じはしない、寧ろ素朴かなと思った。何度も聞いていると次第に味が出てくる。ポリフォニーがとても美しい。ときどきアラビアンな旋律を使っており、上で紹介した沙漠の国の物語を読みながら聞いているとマッチする。

 聖剣伝説よりライジングサン
 別に弾くつもりじゃあなかったんだけど、成り行き上弾くことになった。一応聞こえる音は全部拾ったつもり。倍音とかあってよく分かんなかったりするけど、とりあえずオクターブでも押さえておけっていうことで解決させた。GBが3和音だっていうことを考えればどの倍音を消したらいいかっていうのは見えてくるんだけど、ピアノで演奏する際に同時発音数なんて考慮する必要ないので、好き勝手やらさせてらった。といってもほぼ原曲通りだけど。