INVITATOIN FOR THE NEW WORLD

 風の伝説ザナドゥIIより「INVITATION FOR THE NEW WORLD」を録音した。
 随分前にダウンロードしたMIDIデータがあったのでこれを元に楽譜を書き起こし、1週間弱で録音完了した。この曲を簡単だと思える程度には上達しているようで感慨深いものがある。でも、最初にFF3の「果てしなき大海原」を弾いた時も1~2週間くらいの練習だったような気がしないでもないので、本当にうまくなっているのかは疑問符を付けられるかもしれない。ともあれ、楽譜を見ながらあまり手元を見ずに弾くということが出来ているので練習時間が短縮できることは確かである。これを初見で弾けるようになったら本当にうまくなったと断じていいとおもうけど、そこまで上達できるものなのかな。

演奏について
 当初、原曲重視の普段は出さないような硬い音で演奏しようとしていたのだけど、音が気に入らなかったので普段みたく嫋やかに仕上げることにした。
 楽譜は1ページに収めるためにぎゅうぎゅう詰めにした挙句、コーダが収まらなかった。原曲だとループする作りになっているため、最後26小節がH dur:VIIの和音で導音のドミナントとなっており、終止形には適していない。そこで、ごちゃごちゃと手を加えてそれらしい終わり方にした。ということで、繰り返した2周目でのコーダの弾き方を説明する。

 赤丸で囲ったCisだけど、この音は弾かずに直前のHを保持したままにする。
 最後の26小節からは下に手書きで記したように弾く。本来なら主調であるE durに転調して終止したかったのだけど、長々と描くのが面倒だったのでH durのままで取り敢えずトニックとなるIの和音に持ってくように仕組んだ。
 結構無理矢理に終了させているので、これを誤魔化すためにかなり気合を入れて減速する。上の譜例にはE音の上にリタルダンドを書いているけど、遥か手前22小節辺りからテンポを遅らせている。