平成25年日本共産党沖縄県委員会 収支報告書

 政治資金規正法により政治資金収支報告書の提出が義務付けられており、その要旨が官報並びに都道府県公報で公表される。
 そんなわけで各政党の収支報告書が公開されている。こうして日本の政治はどうにか透明性を持とうと試みているわけである。
 例えば沖縄県のサイトではこのように政党支部ごとに収支報告書が公開されている(魚拓)。
 ちょっと興味を持ったので日本共産党沖縄県委員会(PDF:4,213KB)(ミラー)を見てみた。日本共産党政党交付金を貰っていないため、活動資金を支持者の皆様から集めなければならない。この報告書ではどこから収入を得て、どのように使ったかが詳細に書いてある。
 具体的にどちら様に寄付を頂いているか抜き出してみた。 日本共産党沖縄支部は以下の皆様方に支えられて本日も活動させて頂いております。感謝してもしきれません。

 一覧表をアップしようと思ったのだけど、データ量が多すぎるとhatenaに怒られたため、別ページに上げる。
平成25年日本共産党沖縄県委員会 収支報告書寄付

 2ページ目の「個人からの寄付」38,158,334円と総計がちょっと合わないけどどうなんだろう。入力ミスかな。
 一見して、無職の方からの寄付がすごく多い。そう思って、職業ごとの内訳をカウントしてみた。

職業 人数 金額 平均
無職 849 15,456,515 18,206
自営業 23 822,000 35,739
会社員 16 298,000 18,625
医師 12 1,056,720 88,060
市議会議員 12 1,310,600 109,217
団体職員 10 1,104,000 110,400
農業 8 96,000 12,000
公務員 8 118,000 14,750
弁護士 6 1,825,400 304,233
県会議員 5 5,164,000 1,032,800
政党役員 5 1,101,880 220,376
歯科医師 4 360,000 90,000
団体役員 3 743,450 247,817
3 140,000 46,667
町議会議員 2 105,000 52,500
司法書士 2 100,000 50,000
市会議員 2 345,600 172,800
国会議員 1 2,300,000 2,300,000
税理士 1 20,000 20,000
自由業 1 2,000 2,000
林業 1 5,000 5,000
合計 974 32,474,165

 人数ベースだと9割近く、金額ベースだと約半分が無職の方々の寄付となっている。収入のない方々のなけなしの貯蓄を削って活動しているということ。他の職業はどれも大した人数はいないのだけど、金額は結構多い。政治家、医師、弁護士、団体職員とかなり多くの寄付を頂いている。
 金額については大雑把に上記のような印象を受けたのだけど、全国津々浦々から皆様寄付をしてくれている。沖縄がいかに愛されているかが分かるというものである。
 折角なので書き出したエクセルファイルを一緒に上げておく。

 平成25年日本共産党沖縄中央委員会.xls

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