ピアノをこれまでのDUP-7に代わりN1を新調した。
以前行ったみたいに音源についてのペダルの利き方を調査しても良いのだけど、ちょっと色々と身の回りのことが大変でモチベーションが上がらない。リクエストとかあるようなら頑張ってやってみようかと思うが、現時点ではそのうちやってみるかもしれないという程度にしか言えない。
グランドピアノはアップライトよりもキーが軽いという噂を聞いたことがあるが、DUP-7とN1を比較する限りではN1の方が重く感じる。ただし、N1の方がキーの戻る力が強いことと隣のキーと擦れないために抵抗が発生しないことからより早い打鍵が可能となっている。
さて、ピアノを新調したことに付随して部屋の配置換えなどを行った。下図のような配置にした。
実物はこうなっている。
この配置にしたのはPCを右側に置きたいというのと、左側に置くとPCラック(メタルラック)の天辺がエアコンの配管と干渉するため。PC筐体は普通左側が開く構造になっている上、僕のPCは箱の左側が透明アクリル板となっており、中が見えるから右においたほうが色々便利なのである。しかし、その一方でPCラックの部分だけ出っ張っていることになるため、とても邪魔であることと、壁際でPCを扱うため壁がじゃまになってキーボードを打ちづらいこと、ピアノとの位置関係がよろしくないという問題が挙がる。
とにかく、PCに向かっている間中左腕が常に壁に接触しているというのはあまりに居心地が悪い。キーボードとマウスの配置を逆にして、マウスをキーボードの左側に置けば良さそうなものだけど、左手でマウスを扱う気にはなれない。そんなわけで、ラックを壁際に持ってくることにした。
ラックを壁際に持ってくることについての一番の問題は、エアコン配管との干渉である。また、エアコン配管と一緒に光ケーブルの引き込み線がくっついているため、何が何でもこの部分に衝撃が当たらない構造にしなければならない。そこで思いつくのが、ラックを低くする、ということ。
メタルラックというものはポールに刻んである溝の位置毎に棚板の高さを調整できる。そうやって、エアコン配管と干渉しない高さに棚板の高さを調性すればよいのだが、そうしたところでポールの高さは変えられない。ならば、ポール自体を低いものに変えれば良い。このラックのポールはこんな感じで何本かのポールをつなぎ合わせる形で長くしている。だから一番上の1本を短いものにすげ替えれば干渉しない高さにできる。
そんなわけで、このメタルラックを買った近所のホームセンターでアイリスオーヤマ製の一つ小さいサイズのポールを買ってきた。開けてびっくり、ポールの内側はネジを切っていない。
このポールって全て同じ作りになっていて、内側もちゃんとネジを切ってあるものだとばかり思っていたのだけど、そうでもないらしい。ネジを切ってあるものとないものがあるのか。そういえばと、購入した店に延長ポールセットなんていう商品が置いてあったことを思い出す。1本目は余分な出費になってしまったなあといって新たに買ってきた。こちらはポールの内側にネジを切っているようで余計なパーツを使わずに付けられるやんと思い、そのまま接続しようとするがうまく入らない。あれれ?おっかしいなー、とか言いながら延伸パーツとやらを接続してみる。
これはネジを回すとパーツ全体が短くなり、下部ポール受けパーツと締め付けパーツの斜めに切ってある部分で横に広がってポールを締め付けるという構造になっている。実際にこれを付けてみるとどうしても斜めになってしまう。上のアマゾンのリンク先のレビューに書いてあるとおりである。
パイプ内径に対して挿入部の固定部外形がゆるすぎ。 斜め締め付け構造なので、ガタ分がそのまま傾きになる。 なので、ジョイント部からクキッと曲がった状態で組みあがる。 工業製品としての品質は最低ランクの物だと思う。 星ゼロにしたかったが、最低でも1つ付けなきゃ投稿できないのが残念な程の代物。 |
これを接続すると下の写真のようになった。
写真をよく見るとわかるけど、1.5°くらい傾いて接続している。これは結構な傾きで、例えばここに60cmのポールを接続したとすると先端は60cm×tan1.5°=1.57cmずれることになる。この場合、ポール径が2.5cmなので、棚板のポールを通す穴からは完全に外れることになる。恐らく、無理矢理棚板で押さえつけて向きを矯正することで形を保つ作りになるのだと思う。そんな風にしてしまっては強度的に信頼出来ないものになりそうであり、早い話が欠陥製品だと見て良い。
結局、ポールの接続は上手くいかなかった。よく見てみると、新しく買ったポール及びネジと使用中のラックのポールのネジを見比べてみるとピッチが違う。そりゃうまく嵌るわけないわ。
どうしてこういうことになるんだろ。もしかしてメーカーが違うのか?と思って、調べてみるとメタルラックを作っているメーカーはアイリスオーヤマ、ルミナス、ニトリ、山善と4社ほど見つかった。しかし、肝心の自分が使っているラックがどのメーカーの物かが分からない。メーカーを示す刻印がどこにもないのだ。ただ、ポールのキャップに"MADE IN CHINA"と書いてあるだけで。なんという不親切。ただ分かるのは上記の通りアイリスオーヤマではないということだけだ。
ちなみにメタルラックの互換性については検証(魚拓)している人がいた。
後日別用途で入手したルミナスのポールを試しに付けてみたところ、うまく接続できたのでルミナスの可能性が高い。しかし、アイリスオーヤマもルミナスもどちらの製品もメーカーが分かるようにどこかしらにメーカー名が書いてるのだけど、このラックを組んだ10年くらい前はそんなことはなかったのかなあ。それとも、このラックはルミナス製ではないとか。
最終的にはどうしたかというとアイリスオーヤマの延伸ポールを無理矢理ねじ込んで隙間が出来たままで使うことにした。強度については一番上の段しか影響がないので大した力も掛からないため問題とは考えていない。ただ、見た目は悪い。
見た目は悪いとは言ったが、4本のポールの内1本だけを短くしているので、どううまくいった所で見が目が悪くなるのは避けられないため、接続が悪い部分は殆ど気にならない。また、機能としは申し分ないと思う。