先ごろ、iPod classicの電池がバカになってしまった。購入した電気屋に修理を頼もうとしたけど、Appleに直接行けと跳ね除けられたので仕方なしにAppleの店舗にいったところ、そんな骨董品の修理は請け負ってませんと言われiPodを使うのは諦めた。もともと、入力したmp3データをitune独自の検索性の悪いフォーマットに書き換えているので使いづらくて仕方がなかったのだけど、もうあの検索性の悪さから離れられると思ったら、いっそ清々しい気分になった。そんなこと言って実際に使ってみると検索性に対する配慮のなさは同じだった。
それはそうと、音楽なしの生活は出来ないので別のmp3プレイヤーを工面しなければならない。そんなわけでテキトーに選んだのがウォークマンNW-A17。iPodと比べて良いところも悪いところもある。
良い点と悪点を以下で並べていこうと思う。
良い点
・小さく、軽くなった。
iPodはハードディスクを内蔵しているような重さだったけど、こちらはフラッシュメモリを使っているようでだいぶ軽い。
・iPodよりもちょっとだけ検索性がよい。
基本的にMediaGoというituneみたいな専用ソフトで曲のデータを入力することになる。ituneと同じく、この手のソフトははっきり言って鬱陶しい。直接ドライブにドラッグ&ドロップとかコピー&ペーストでデータを入力したい。自分でフォルダを作って管理したい。カメラとか自動車用のオーディオとかみんなそうなってるのに、音楽再生専用の機械だけどうしてこうも扱いづらいのか。
それでも、検索性がiPodよりも少し良い。一応、頑張って探すと見つかるくらいには検索性が良い気がする。って思ったけどa-z、あ~んの順に探すしかやりようがないのだからやっぱり同じようなものかもしれない。
・録音機能がついてる。
使ってないからどの程度のものか分からない。転び公妨とかに絡まれたときに使えたらいいかなと思う。
・FMラジオを受信できる。
ラジオって全然聞かないからよくわからないけど、家で受信できるFMラジオは2局しかないことが分かった。
悪い点
・データの管理ガガガ・・・
元々この機械の容量は64GBなんだけど、全然足りないので64GBのmicroSDを挿して合計128GBとしている。
困ったことに、本体とSDカードのデータをリンクさせて処理していない。
これから入れようとする曲が既に入っているのか分からない。PCに繋いでデータを見ようとしても本体かSDかどちらかしか見ることが出来ない。PCで扱えるデータを本体にするかSDにするかをPCから離した状態の本体操作で選択するようになっている。凄く煩わしい。
・データベース作成中
外出するときしか使わないので普段はPCにUSBを接続して充電している状態となっている。それで、外出する直前にUSBを抜くのだけど、するとデータベース作成中という画面になって1~2分くらい操作を受け付けなくなる。もちろん、充電しただけでデータはいじっていない。一体何をしたいんだろう。
・いつも同じ曲から始まる
100GB近くもmp3ファイルを入れているので当然のごとくランダム再生に設定している。ところが最初の1曲だけは毎回グールドのフランス序曲1番が再生される。名曲だからいいものの中途半端な曲だったらファイルを削除しているところだ。設計した人は頭おかしいのだろうか。
・星
ファイルごとに0~5個の星をつけて評価するという機能があるのだけど、PC上からしか行えず、外出中に曲を聞きながら星の数をいじることができない。普段からPC上でMediaGoを使って音楽を聞いてるならその時に設定できるけど、そうじゃない人にはどうしようもない。 ・勝手にフォルダを作る
USBメモリとかSDカードとか外付けの機器を接続すると、"MediaGo"というフォルダが自動的に作成される。もちろんウォークマンとは関係のないメディアで。解除は不可能。ググっても解決不可能という情報が出てくるのみ。
MEDIA GO が勝手にSDカードにフォルダを作る(魚拓, InternetArchive, archive.today)
なぜか勝手にできてしまうフォルダを消す方法(魚拓, InternetArchive, archive.today)
以上。こんな感じ。不満はあれど、買ってしまったので壊れるまで使うつもりである。
あと、これを書くための調べ物をしていて気付いたのだけど、iPod classicの160GBの新品が47200円で売ってた。microSDの値段を足したらウォークマンとトントンになりそうな感じなので、こちらにしておけば良かったなあと今更ながら思う。