でたとこサーガを遊んだ。久しぶりのマスター。2年くらい前のりゅうたま以来。
本日はコミティアだってのに、朝からコピー本を作って、全く関係のない場所でTRPGをしているという。
このシステム、セッション中にレベルアップをしたり、スキルを入れ替えたりとかいうことができるので、常に手元にスキル一覧表などがあると便利。全員がルールブックを持っていれば面倒はないのだけど、そんなことを言っていても始まらない。そこで、プレイヤーが参照する機会の多いデータをまとめた冊子を作って常に手元に置いて円滑にセッションを進行できるようにと試みた。
この試みは悪くない。そういえば、前回りゅうたまのマスターをやったときも色々と印刷製本してプレイに供した気がする。日本人特有の地味に痒い所に手を届かせようとする欲求の発露なんじゃあないかなと思う。
久しぶりにマスターをやったのだけど、ルールの把握がイマイチでプレイ中に逡巡することがたびたびあり、あまり好ましいとはいえない感じだった。慣れていないシステムなので仕方がないと言って諦めても良いのだが、折角なので問題となった点を少し纏めてみた。
・気力へのダメージに対しては専用のスキルがないと基本的に防御できない。 ・シーンプレイヤーは各ターン終了時、戦闘シーンの終了を宣言することができる。 ・「かばう」は対象キャラクターが選択されたときに宣言する。判定のダイスを振ってからでは遅いので、ダイスを振る前にかばうかどうかを尋ねた方が良い。 ・登場キャラクターは全員、各ターン終了時にフラグを2増やすことで、戦闘シーンから退場することができる。 →ノーマルの敵NPCの途中退場についてはルールブック内で矛盾があるため、GMがその場で判断するしかない。 ・ノーマルの敵NPCのフラグ、判定値の変更に関しても記述が無いため、GMが判断する。 |
P59 「登場キャラクターは全員、各ターン終了時に【フラグ】を2増やすことで、戦闘シーンから退場することが出来ます。」
P61 ノーマルについての説明「戦闘からの途中退場も行えません。」
ノーマルのフラグに関する扱いが一切書かれていないため判断に迷うのだが、他のページの記述と照らしあわせて見るに、恐らくP61の方が誤りで、ノーマルでも途中退場は行えるものと思われる。そうなってくると、ノーマルの判定値の変更も行えるものと考えるのが自然かなと思う。
このゲームの判定ルールが独特で、スキルランク+1個のサイコロを振って高い2つを選ぶというもの。ちょっと他に見ない判定方法だと思う*1。そこで、この判定方法での出目ごとの確率を計算してみた。
これは全組み合わせである6n通りの組み合わせから求めたもので、あまり計算効率が良いとはいえない。でたとこサーガではスキルランクは最大で5ということなので、6Dまで求めたのだけど、純粋に数学的にどうなるかを知りたいと思って数列で一般項を求めようと考えた。
ちゃんと求めることができたら清書してアップしようかなと考えていたのだけど、ちょっと計算してみたところ思いの外複雑で、僕の計算力からするとどうしても計算ミスを排除できない分量になってしまう。なので、一応計算するだけして、後日、清書というには雑な状態でアップしようと思う。
追記:20150516 でたとこサーガ 判定の達成値と確率についてにてこの計算は行いました。
*1 駅前魔法学園!!でも同様の判定方法をするということを後で知りました。
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