スキャナマウスと呼んでるんだけど、マウス型スキャナMSC20を買った。
書類なんかの上をマウスで掃引することでスキャンするという道具だけど、KING JIMの紹介ページにある画像を見てもらえばどういう道具かは分かると思う。
面白い道具だと思って買ってみたけど、実際のところ使い勝手はイマイチ。上手くスキャンが出来ないことも多い。
練習がてら、○本の住人の1巻の帯をスキャンしてみた。
この本、帯の裏にまで何か書いてあって、どうしてくれようかと思った。
それはそうと、上の画像はクリックすると300dpiでスキャンしたオリジナルのサイズになる。結構重い。
スキャナマウスではスキャン中にそれまでにスキャンした部分と合致する部分を補完する形で全体を捉えるので、似たような部分があると現在スキャンしている場所を見失う。上の画像で表の方は失敗しているのだけど、これは失敗した後に修正に成功したもの。例えば、酷く折り目の付いた書類なんかをスキャンしようとするとどうにも手の施しようがなかったりする。
20160420に紹介した明治用水管内水路位置図は当初明治用水百年史の付録についている地図をMSC20でスキャンしようとしたのだけど、まったく上手くいかずに、結局疏通千里・利澤萬世―生命を育むからトリミングする羽目になった。
さて、肝心の読み取り品質だけど、例によって1万円札をスキャンしてみた。これも大したことはなく、所詮はスキャナマウスと言われてしまう程度である。
これまでに紹介したEP-806AB、ScanSnap SV600、LiDE40なんかと比較すると、SV600よりちょっとマシというレベルの品質であり、フラットベッドタイプの真面目なスキャナなんかには敵うべくもない、という代物である。
もしかしたら、フラットベッドの弱点であるのどのスキャンでちょっと有利かと思うけど、それならSV600でバッチリスキャンすればよいし、あるいは最近ではEZ4-SCN033や、400-SCN038といったフラットベッドでありながら端まで読み取れる装置も存在する。
そんなわけで、我が家ではあんまり出番のないスキャナマウスである。
なお、普段からマウスとして使うこともできるのだけど、読み取り面に傷がつきそうなのでスキャナとしてしか使っていない。
そういえば、以前光学マウスをスキャナとして使ってみようと試みている人がいた(魚拓)。バカっぽい試みだけど、こういう発想は好きだよ。
20190226追記
年に1回か2回くらいちょっと使いたくなる用事があるのだけど、使おうとする度にデバイスをインストールする。
とても鬱陶しい。ただでさえ、使うのに結構肩がこるってのに。
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