福島原発周辺で「動植物異常」相次ぐ チョウやニホンザルなどに異常、研究者が被曝影響と指摘

 反原発の方々がいろんなデータを出してくれるのは良いのだけど、怪しげなイデオロギーに凝り固まっていてまともな思考ができなくなっている方も多くおり、慎重に読まなければならない。

 東洋経済オンラインから上がっている記事で福島原発周辺で「動植物異常」相次ぐ チョウやニホンザルなどに異常、研究者が被曝影響と指摘(魚拓, InternetArchive)というタイトル。記事では福島まで行って露地で植物を栽培し、その影響を見た、という実験を行なっている。
 そもそも、何でわざわざ不確定要素の多い露地でこういった実験を行なうかというと、福島で実験することで放射線、ひいては原発の危険性を煽りたいという欲求が根底にあるからとしか考えられない。
 放射線の影響についてデータを取るのなら、線量の管理された屋内で実験しなければ外部要因が多すぎてデータに信頼性がない。
 例えば、年間500mSv, 100mSv, 20mSv, 5mSV, 1mSv, 0.2mSv, 0mSvとかの実験室を使って植物を栽培し、 放射線の強さとDNAの変異の数を比較するという程度のことはしてもらわないと話にならない。
 これは反原発の方ばかりでなく、原発推進(反原発の方がレッテルを貼るときにしか目にしないのだが)の方も安全性を示すつもりがあるのなら積極的にこういったデータを出して欲しい。