ヘッドフォン修理した

 ヘッドフォンが壊れたので修理をした。
 ヘッドフォンはケンウッド KH-K1000。結構いいお値段なので壊れたからといってほいほいと買い直す気にはならない。
 症状は片方から音が出てこないことが多く、ケーブルの先端(ステレオミニプラグ)の辺りをいじると音が出たりでなかったりするというもの。明らかにケーブル内で断線しているので簡単に直るかなと思った。修理の方向としてはケーブルの先端を切って新しいケーブルに接続する、というだけ。

 材料は次の通り。

 鋏、ラジオペンチ、カッターナイフ、絶縁テープ、新品のオーディオコード。ニッパーがないぞ? 写真の左の方から伸びてきているケーブルをぶった切って新品のオーディオコードとニコイチにする。ちなみに新品のオーディオコード、RK-G134と型番が書いてありますが、これを使うのは間違いです。この製品はケーブル内に抵抗が入っていまして、これで繋いでしまうと音が小さくなって出てきます。抵抗入ってるんだから当然だよね。後日作り直すハメになります。
 そんなわけで、ケーブルのテキトーなところを鋏でぶった切って被覆をはがす。

 ステレオコードは赤が右、白が左です。共産主義なのに右とはこれ如何に? 戻りのラインは両方とも黒。どっちがどっちに対応しているのか分からないのだけど、もしかしたらどっちでもいいのかもしれない。
 新品のコードの方も切ります。ケーブルはわかりやすく2本に分かれているので片一方だけ被覆をはがします。新品の方は同軸ケーブルになっており、きれいに被覆をはがさないと導線ごと切ってしまうので慎重に。都合のいい工具が無くて困る。今回は白のケーブルから。新旧両方とも被覆をはがしたら、一度音源に繋いで導通できているか確認しましょう。白だから左です。問題なく聞こえたら絶縁テープで被覆します。

 両方の導線をねじりあわせて軽く固定する。そのうえで絶縁テープを巻く。テープは銅線に対して粘着力がないので前後の被覆にくっつけて固定する。

 白と黒の両方を繋いだら一度絶縁テープでまとめる。
 あと右も同じように繋ぐ。

 両方繋いだら最後に絶縁テープで全部まとめてできあがり。そして音が小さくてがっかり。後日やりなおし。

 音質については以前より劣ったという印象は受けませんでした。僕の粗悪な耳では違いが分からないだけかもしれませんが。