ソード・ワールドRPGキャラクターシート

 先日、久しぶりにソードワールド完全版を遊んだ。
 セッションの内容は措くとして、以前自分で作ったキャラクターシートがあったなあというのを思い出して開いてみた。色々と改善の余地はあるなあと思ったけど、今更作り直そうとかいう気にならない。そんなことよりも、今時WORDのファイルでアップしていた。何でPDFで配布してないんだ?って思ったのだけど、PDF化する作業の中でその理由は分かった(後述)。ともかく、開いたソフトによって見栄えが変わるというのはよろしくないのでPDFにした。
 PDFにするだけなので、普段通りちょちょいのぱーといって終わると思っていたのだけど、中々曲者で結局3時間以上かかってしまった。
 今後もPDF化の際に同様の苦労をする可能性があるので、今回の解決方法をメモ代わりに書いておこうと思う。

 今年の始め頃にMicrosoft Officeを2000から2007にバージョンアップした。Word2000で何か文字を書こうとすると落ちるという現象が起こりどうにもならなくなったためである。一応、VMWAREを使ってWindowsXP環境にすれば使えるのだけど、Wordを使う度にVMWAREを立ち上げるとかやってらんないので、中古の2007を買った。そうしたら、Wordは何とかUIが変わって使いづらいという程度の問題で使えるのだけど、Excelがダメダメでどういうわけか処理速度が異常に遅い。先日大洗での被曝のエントリーで作ったプルトニウム239の崩壊のグラフを描画するのに2秒位かかる。遅すぎて話しにならないので、Excelでまともに計算するときはVMWAREでExcel2000を使うことにしている。
 計画では4つのファイに別れた各ページをそれぞれPDFにして結合→集約して見開きの形にするという手順を考えていた。

第1の躓き
 取り敢えず1ページ目を開いて普段通り印刷→Adobe PDFでPDF化してみた。

   下の余白広すぎ。
 普通にWordで見たときがこれなのでどう考えてもこれはおかしい。余白の設定とかどうするんだ、とかPDFにするときに余白をなしにできないのかとか頑張ってみたけど、結局PDFで出力した結果を変えることはできなかった。Adobe PDFの設定では余白をいじれないということがわかった。つまり、Adobe PDFでは自動的に余白が入ってしまう。
 取り敢えず、Word2000とWord2007の違いによるものと疑って、VMWAREで立ち上げたWord2000からPrimoPDFでPDF化してみた。ここでPrimoPDFをインストールする際に一悶着あったのだけど、大したことではないので割愛。

 この通り、レーティング表の文字が潰れてしまった。これが当初キャラシーをアップした時にPDFにできなかった理由で、当時はAdobe Acrobatを持っていなかったのでどうにもできなかった。なお、印刷時の解像度を400dpi→4000dpiに上げてPDF化してみたが、全くきれいになることはなく、それどころかレーティング表が半分消えてしまった
 そんなわけで、Word2000でのPDF化は諦めざるを得なくなった。なお、VMWAREAcrobatをインストールするのは認証とかが面倒なのでやらない。
 どうにかならんかなと思ってWord2007のUIを弄りまわっていたら、名前をつけて保存→Adobe PDFという項目を発見した。試しにやってみたら上手くいった。

 これで、各ページのPDFデータが得られた。

 4つのページを一つにまとめるのは馴れたもので、エクスプローラー上で4つのファイルを選択して右クリック→ファイルをAcrobatで結合でいける。
 なお、裏面の2つのファイルは改行がページからはみ出ているためそれぞれ1ページずつ多くなっている。Acrobatで開いて余計な白いページを削除してやれば良い。
 4ページになっているPDFファイルを一応見た目だけは見開きの形にしておく。結局この後に集約することになるので、要らない作業なんだけど、気分の問題。表示→ページ表示→見開きページ表示で出来る。ただ、これはファイルを閉じるとリセットされる類の設定なので、開いたときにちゃんと見開きにされるようにしたい。この場合、ファイル→プロパティで文書プロパティを開き、開き方タブを選択してページレイアウトを連続ページにしてやることで常に見開き状態で開くことができるようになる。

第2の躓き
 こうして得られたPDFデータを2ページずつ集約する必要がある。
 気に入らないのが印刷サイズにB4がないということ。僕は常々キャラクターシートはB4が良いと主張している。A3はでかすぎるし、A4は小さすぎる。B4がちょうどよい。アメリカ人は体がでかいからA3が良いのかもしれない、あるいはシャドウラン4版みたいにデータ量の多いルールはA3に詰め込む必要があるのかもしれない。
 とにかくB4の設定がないなら自分で用紙サイズを入力すればよいだけのことである。ファイル→印刷でプリンタにAdobe PDFを選択して、プロパティを押すとAdobe PDFのドキュメントのプロパティというウィンドウが出る。レイアウトタブを押して右下の詳細設定を押すと、Adobe PDF Converter詳細オプションというウィンドウが出る。用紙サイズをPostScriptカスタム ページ サイズを選択するとPostScriptカスタムページ サイズの定義というウィンドウが出るのでここで好きなB4のサイズ(幅364.00mm 高さ257.00mm)と設定してやれば良い。B4に設定すること自体は大した障害ではない。
 問題となる集約だけど、先の印刷画面で左側真ん中辺にページサイズ処理という項目があり、ここの複数というボタンを選択する。1枚あたりのページ数を2とすることで集約できるようになる。画面右側に印刷プレビューが出てくるので望んだ形になるかどうかだいたい確認できる。
 この状態で印刷ボタンをクリックするのだけど、2点のトラブルが発生した。出力結果が横を向いていたり逆さまになっていたりすることと、出力結果が少し小さくなっていること。
向きが違う
 これは結局原因不明だけど、印刷条件を色々といじっていると向きが色々と変わって出て来る。
 表示→表示を回転→90°回転で回転することが出来るけど、これはデータを書き換えるわけではないので、再度開いときにまたひっくり返った状態になってしまう。それでは都合がわるいので、ツールの回転を用いてページを回転させるとデータを書き換えることができるようになる。
 ただ、今回困ったのが、このページの回転を選択しても全く反応しないということがあった。恐らくバグの類なのでソフトを騙してやることで解決できた。ページの回転ができなくても表示→表示を回転はできる。勿論この操作ではデータは変えられないのだけど、この操作をした後にはページの回転が出来るようになる。こうして回転させたデータはページの回転だけが反映されて、表示の回転は反映されない。だから、表示とデータが違ってくる。例えば表示の回転で右に90°回転してからページの回転で180°回転すると表示は元から90°左に回転した形になるけど、データは180°回転したものになるので、これを保存して再度開くと180°回転したものが表示されるっていうわけ。これをどうにか駆使して解決した。
出力結果が少し小さくなる
 これはよくあることなんだけど、印刷という処理をしている手前、シートの周囲に余白を入れようとするのである。そのため、元のデータよりも小さくなってしまう。
 印刷ページ設定には余白という項目があるけど、どうやってもこの数値を変更することはできなかった。
 色々と試行錯誤したけど、上手い方法はなかったので結局、一度小さくなってしまったファイルを拡大して再度印刷するとにした。印刷の設定でページサイズ処理をサイズに合わせてカスタム倍率:105%ととした。なお、複数ページを集約することと、この倍率を変更することは同時にはできない。これを一緒にやろうとしたせいで随分苦労したということである。
 以上、これにて完成。

 たかだかPDFファイルを作るごときにこれほど労力を強いられるとは思わなかった。