クロネコ

クロネコメール便の未配達について
 平成21年11月~平成22年11月に法人の客から京都府亀岡市向けに発送されたクロネコメール便が廃棄されていたとのこと。
 ヤマトとかの運輸会社は地域ごとに個人経営の運搬業者を使って配送させていることがある。メール便が一通80円であることを考えるとかなりの安値でこき使われているというのは想像に難くない。
 産経の記事を読むと、
 発表によると、配達員とは、昨年3月に契約。6月ごろに辞めた他の配達員のエリアも担当するようになり、扱い量が増え、当日中に配達できなくなり、11月ごろから、問い合わせが少なく、未配達が発覚しにくいダイレクトメールやカタログなどを選んだ上で、自宅物置などに放置するようになったという。
とのこと。つまり、仕事量が増えて対応し切れなくなったため、その日に配送しきれなかった分を自宅に留置していくうちに溜まってしまったので、燃やしたということ。業者からのどうでも良さそうなDMを選んで燃やしたというのは配達員の良心かな、と思う。
 さて、ヤマト運輸社内の再発防止委員会にて、かかる事案の再発防止に徹底して取り組みますと言っている。どのような再発防止策をとるかはLNEWSにある。
 管理者(支店長)による社内品質管理システムを活用した配達員ごとの品質確認を実施し、ルールを逸脱していると判断される配達員には改善指導を徹底。社内監査などで管理業務が適正に行われているかを確認・牽制する
 結局、取扱量が増えて一人では捌ききれなくなったという根本的な部分には言及していない。その上で、ルールを逸脱していると判断される配達員には改善指導を徹底そうだ。調べてみるとヤマト運輸ISO90001には批准してないみたいだね。運用するにも結構な出費になるから節約にはなるし、ヤマト運輸ほど名の知れた企業ならそんな小手先の売名行為は要らないと考えるけど、こういった事件が度々起こっている点を鑑みるにISO90001を取得するに十分な品質管理が行われているとはとても思えない。