ブルーレイ

灰羽連盟のブルーレイボックスが届いた。1週間くらい寝かしておいて、昨晩一気に見てしまおうと思って遂にパソコンに投入した。
 何でか分かんないけど、Cyberlink PowerDVDがごねて見れない。ブルーレイについては容量の大きいDVD程度にしか認識してないっていうのが間違いの第一歩なんだけど、そんなことも知らずに夜なべして色々とやってみました。
 まず第一に再生するソフトが必要ということを知らなかった。WidnowsMediaPlayerで再生できるだろうと余裕ぶっこいてたらそんなことはなく、PowerDVDくらいしか世間に存在しないとか。プレステ3でも再生できるか。なんだそれは、独占禁止法に抵触するんじゃあないのか、とか思うけどまぁどうでもいいや。幸いPowerDVDはインストールしてあるのでこのソフトをこねくり回して頑張ることにした。
 まずは、PowerDVDの更新。細々とマイナーチェンジを繰り返しているらしいので更新してみた。うん。何も変わらない。
 Cyberlinkにユーザー登録とかしないといかんのかなぁ、とか思ってしようとしたんだけど、製品のシリアルNoが分からない。ドライブの箱を引っ張り出してきて漁るけど、保証書とかが見つからない。代わりにレシートが見つかった。なんだそれは。シリアルNoはドライブ本体に書いてありますみたいなことが書いてあったので、パソコンをあけてドライブを引っ張り出してみようとするがあまりの手間に断念。懐中電灯で照らして眺めてみるがそれらしきモノは見えず。というわけで、ユーザー登録は諦める。後から結果的にユーザー登録は必要ないと言うことが判明する。
 調べるうちに分かることはブルーレイを再生するにはビデオカードとモニターがHDCPに対応している必要があるとか。実際のところこの噂は怪しい。少なくともモニタにアナログ接続している僕の環境では色々弄くり倒した結果、なんとか見ることはできるようにはなったことから、少なくともビデオカード自体が対応していれば再生自体は可能。
 PowerDVDで再生しようとするとでてくる「BD/HD Advisor toolをダウンロードして情報を入手してください」というメッセージ。ダウンロードボタンを押すと勝手にIEが起動してCyberlinkのページに繋げられる。一応これが解決への正しい道なんだけど、そこには目もくれず、"BD/HD Advisor tool"でググる。そのものは全く見つからない。現れるのは"BD/HD Advisor"まで。仕方がないのでこの関連で落とせるソフトを引っ張ってくる。出てくるのは"AVS Video Converter"。不愉快なのでリンクは繋げない。ビデオコンバーターという名前が示すとおり、動画ファイルを別の形式に変換するソフト。正規版をお買い上げいただかないと画像の中心に宣伝が入るという使えなさ。こんなモノはさっさとアンインストールするに限る。無駄にレジストリを汚してしまった。
 ここらで外が明るくなってきたので寝る。
 昼頃に起きて続き。夏場は日が昇って暑くなるからいつまでも寝てられない。
 今度は正規のルートでCyberlinkのダウンロードページに行く。このページ英語で書いてあるので読む気にならなくて忌避してたんだけど、他の方向が手詰まりなので仕方なく英語を読む。"BD & 3D Advisor"というブルーレイや3Dとかを再生できる環境かどうかを判別するソフトをダウンロードさせてくれるんだそうな。リンク先名前とメアド、国籍を入力してダウンロード。
 そんなわけでダウンロードしたBD&3D Advisorを起動して調べる。CPU、グラフィックカードグラフィックカードドライバの対応がそれぞれ不明と。相当に諦めモードに入っており、飯でも食い行くか、という状況になっているんだけど、もう少し頑張る。この3つのうちCPUとグラフィックカードは買い換えないとどうしようもないが、ドライバはインストールすればよいので探してきてインストール。
 ちなみに、これら一つ一つやる度に色々あって平均3回くらい再起動を繰り返してる。
 そんなこんなで半分諦め気味でPowerDVDの再生ボタンを押したところ、何かこれまでと違う反応を示した。やたー、動いた。でも動作が妙にのろい。激しくコマが落ちるし音もプチプチ途切れる。オープニングのAiles Grisesが台無しだ。タスクマネージャーのCPUが常に100%なので、同時起動してるソフトは全部止めて、ネットも切ってみたけどダメだった。これがこのパソコンの限界か。BD & 3D Advisorで確認するとグラフィックカードドライバは対応になっている。CPUとグラフィックカードが不明。一応再生出来てるんだからグラフィックカードは多分対応してるんだろうな。動見てもCPUのパワーが足りない。アニメ見るのにそんなにパワーがいるのか。
 そういえば、その昔DVDドライブを初めて手に入れてOH!スーパーミルクチャンを見ようとしたときも同じような現象に出逢ったけど、あれはUSBが2.0に対応してなかった所為だから根本的に違う。
 ちなみにセカンドマシンのPanasonic Let's Note CF-W8ではCPUとグラフィックカードは対応しているがグラフィックカードドライバが対応していないのとメモリが足りないため動かないと言われた。メモリ増設なら簡単だし、ドライバもダウンロードしてこればいいのでこちらで見るなら出来そうだ。ただ、大問題があってこちらはノートパソコンなので外付けのBDドライブを準備しないといけない。まぁ、灰羽を23000円で買ったならドライブも買ってもいいじゃん、みたいな話にもなる。メモリとドライブ買っちゃうと結構いい値段になりそうだけどね。それにしても、Let's Noteメモリ1Gしか入ってなかったんだ。全然動作が軽かったから気にならんかったけど、別に重くなるような操作をしたことがなかっただけだね。あるいはCPUのキャッシュが十分に大きいか。


 灰羽の解説にあったんだけど第9話で「罪を知る者に罪はない、では汝は罪人か?」っていう話師の質問。解答はないということになっているが、実際のところこの回答は「罪人ではない」となる。
 全体集合Uについて、"罪を知る者"の集合Aとその補集合である"罪を知らない者"notAに分ける。どちらでもない者は存在しないとする。
 全体集合Uについて、"罪を犯した者"の集合Bとその補集合である"罪を犯していない者"notBに分ける。どちらでもない者は存在しないとする。
 定理「罪を知るものに罪はない」により、集合Aに属する者は罪はない。
 notAのうちnotBに属する者には罪はない。
 残るnotAのうちBに属するものは罪がある、すなわち罪人である。
 質問の主語が「汝は」でなければ、これが回答で正しいのだけど、「汝は」と聞かれた以上自分について答えなければならない。ここで罪人となるのはnotA and B、すなわち罪を知らず罪を犯した者。回答者は罪を知らないことから「罪人」と答えることはできない。従って全ての回答は「罪人ではない」となる。
 細かいところをつつけば色々とほつれてる部分はあるけど、だいたいこんな感じ。でも本来質問の意図してるところはそうじゃないよね。解説の続きを読むと「罪を知るものに罪はない、罪を知らないものには罪がある」というようなことを言っていると思われる。ちなみにこういうと、今度は「この命題は矛盾が発生する。従って偽である」で終わる。
 「クレタ人は嘘つきだ」の話はよく言われるように、「嘘つきが常に嘘をつくわけではない」という嘘つきに関する定義の段階で終了する。10回に1回も嘘をついていれば嘘つき認定されるには十分でしょ。


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