NHKニュース7の貧困問題 書き出し

     先週辺り、少し話題になってそろそろ下火になるかなという感じのするNHKニュース7の貧困問題について。
     話は言論弾圧にまで及んでおり結構根が深いんですが、そういった意見は措くとして放送内容を書き出したのを見なかったので文章化してみた。

     放送内容は以下のとおり。
    子どもの貧困 学生たちみずからが現状訴える


    アナウンサー:6人に1人。厚生労働省がまとめた所得がある一定の水準に満たない子供の割合です。中でも母子家庭などひとり親世帯の半数以上は貧困状態で大学や専門学校への進学率は全世帯の割合に比べて、およそ30ポイントも低くなっています。こうした実情を多くの人に知ってもらおうと、経済的な理由で針路の選択に悩む高校生などが今日自らの言葉で貧困の現状を訴えました。
     
     教室でうらら。 
    ア:高校3年生のうららさん 
     うららイラスト集。 
    うらら:恥ずかしい。 
    ア:絵が大好きで、将来はデザイン系の仕事につくのが夢です。 
     鉛筆でイラストを描くうらら。 
    ア:しかし、経済的な壁に直面し、進学を諦めざるをえない状況に追い込まれています。 
     
    う:ちゃんとやりたいことあって、夢持ってるのに何で目指せないんだろう。 
    ア:理由は、家庭の収入がある一定基準、一定水準に満たない貧困状態にあるからです。 
     
     うらら&母の写真。 
    アルバイトで家計を支える母親と二人暮らし。 
     
     うらら自宅。 
    ア:自宅のアパートには冷房はありません。 
    う:夏は保冷剤にこうタオルで包んで首の後ろに巻いて涼んでますね。 
     実際にやってみせるうらら。 
    ア:自分が貧困かもしれないと感じるきっかけとなったものを見せてくれました。 
     キーボードを引っ張りだす。 
    う:これが買ってもらったキーボードです。 
    ア:中学校のパソコンの授業に付いていけなくなったとき、キーボードの練習だけでもできるようにと母親が買ってくれました。 
     キーボードをタイプしているふり。 
    う:みんなパソコンが家にあるのが当たり前なんだなっていうのを思ってキーボードだけで申し訳ないけどっていうので。1000円ちょっとぐらいだったと思います。 
     
     かながわ子どもの貧困対策会議 子ども部会 打ち合わせ会場 
    ア:今月6日、うららさんはある会議に参加しました。貧困状態にある子供への対策を検討するために神奈川県が設置した会議です。委員として参加するうららさん。会議では多くの人に現状を知ってもらおうとイベントを開くことを決め、うららさんがスピーチすることになりました。 
    う:私で役に立てるならと思って参加させて頂いております。18日頑張りましょう。 
     
     会場 
    ア:そして、今日。 
    う:あなたの当たり前は、当たり前じゃない人がいるんだ。子供の貧困の現実を変えるためにまずこのことを知っていただきたい。 
    ア:うららさんはこれまでの経験を語った上で。 
    う:お金という現実を目の前にしても諦めさせないで欲しいです。その人の努力に見合ったものが与えられて手にできる、そういう世界であって欲しいと思っています。 
     インタビュー 
    参加した高校生:初めて知ったので驚きがあります。勉強とか大変そうな人がいたら少しは力になれるんじゃないかな。 
    参加した高校生:パソコンの授業ってのががあるんですけど、そういうときにこんな辛い思いをしている人がいるんだと思うと本当に、こう、一番、胸に突き刺さるというか辛いなっていう風に思います。 
     うらら感想。 
    う:全力で私の気持ちだったり、こう、思いを皆さんに届けられたかのかなという風に思っています。将来的には、何かその子供の貧困の対策としてこう、何かが形として実現できればなていう風に思っています。