中国湖南省での公害問題

     20090831の再掲。中国湖南省での公害問題で1300人が被毒したけど、日本では報道しない自由を行使してまったく聞こえてこなかった話。当時sina新浪 (魚拓)を和訳したので、折角なのでここに掲載しておこうと思う。

    Montag 31. August 2009.

    湖南省で1300人以上が被毒
     先日、湖南省で起こった漏洩事故で鉛中毒の疑いのある子供は当初100人とされたが8月21日(現地時間)で1300人と急上昇した。 鉛は武岡市のマンガン精錬工場から漏洩したとのこと。
     付近の村でも被毒者の確認をしている。
     2人の地方環境保護局の職員を漏洩を見過ごしていたことで調査している。
     今月、陝西省の別の精錬工場でも850人以上の子供が鉛中毒にかかっており、中国では今月2件目の事件となる。
     昨日の市の公表によると、水曜日の時点で付近の村の14歳以下の子供達2000人を調査したところ、1350人以上の血液から鉛が検出された。
     武岡市の代理人の黄文彬の話では、この工場は地方環境保護局の許可なしに開いたため、工場に責任があるとのことである。
     2人の職員に関しては目下調査中。
     市宣伝部のヤンの話では、「深刻な環境汚染を引き起こす」とのことで2人の従業員が警察に拘留され、その直後に工場長のLiu Zhongwuは逃亡した。
     武岡市の公式発表では市内の7つの他の精錬工場を含む100以上の工場全てにおいて調査を始めた。また、鉛中毒になった子供達とその家族に賠償する計画を立てている。
     Jinglian工場付近の6つの村で地方政府は700近くの血液サンプルを採集した。
     「私の娘は長沙の病院で治療を受けている」シャオ(31)。「しかし医療試験はまだ進行中です。彼らは毎日付近の村に診療に行っている」彼の村の20人以上の子供達の治療の準備は既に整っている。
     昨日、長沙の当局によって83件が新たに確認された。17人が250~499mg/Lの中度の中毒、28人が200~249mg/Lの軽度の中毒、残りの38人が100~199mg/Lだった。通常の血液中の鉛の量は0~100mg/Lである。
     中度の中毒と診断された17人の子供達は長沙の病院で無料で治療を受けている。また、一部では自宅で治療を受けている。今週中に他の疑わしい患者の最終的な調査結果を発表する予定である。

     固有名詞に関しては綴りが分からないものがあったので、そういうのは原文のママとした。ちなみに、"Jinglian"は日本語で「けーれん」と読む字を当てそうなのだが、正しいところは分からなかった。ってなことを調べてたら、国内にもこの記事を報じているサイト(魚拓)があった。折角訳したのにガッカリだ。というか、チャンネル桜の放送の時点で、「マグネシウムか何か」っていう言い方をしておりそのあたりからミスリードされかけていた。さすがにマグネシウム喰って中毒になるっていう話は聞かないので、何か別の物質だろうとは予想していたが・・・・。
     それにしても日本のメディア、中国に気を遣いすぎ。腐り果ててるな。