PCの希望枠と配分2

 20151007の続き。
 個別導入型のTRPGに於いて枠の配分について、全員の不満の合計が最小になるようにという観点でエクセルのシートを作った。前回作ったものは不等号のみで等号とかには対応していなかった。実際のところ、等号に対応させるアルゴリズムは思いついていたのだけど、結構入力が煩雑になるため、取り敢えず不等号のみを実装するシートを上げた。
 それで作ったのに満足して閑却したまま1月以上が経っていた。あまり需要のないコンテンツなのでこのまま放置しておいても全く問題はないのだけど、思い出したので改めて作った。
 作ったのは良いのだけど、できることが増えた分、操作が複雑になった。

DL:PCの希望枠と配分 等号あり
 前回と同じく、入力に等号、不等号という記号は使わない。前回は各人の希望順にPC番号を並べるという入力方法だったけど、今回のものは希望順位の代わりに希望ランクという値を当て嵌めることにした。やりたいPCほど小さい数字で表すことで希望ランクという値を表現する。こうすることで同じくらいやりたい枠を同じ希望ランクで表記することができるようになった。

 上図のように希望ランクとPC番号をそれぞれ入力すると19行以降に最適解を表示するようになっている。
 希望ランクは0とか小数点とかマイナスとかでも対応できる。複素数には対応していない。
 実際の入力に際してはできるだけ不公平のないように入力したい。どのように入力すると不公平になるかという問題があるが、例えば希望ランクが{1, 2, 3, 4}となっている人Aと{0, 0.5, 1, 1.5}となっている人Bを比較すると、Bの方が希望が叶えられにくい。というのは一番やりたい枠とやりたくない枠の不満度の差が小さいためである。
  不公平にならないようにとはいっても等号を入れてしまった時点で順位の付け方が平等ではなくなるので、公平に判断するのは難しい。そこで、等号を使う場合、{PC1>PC2=PC3>PC4}としたとき、{PC1:1, PC2:2, PC3:2, PC4:3}などと隙間をなくして等号を使った分不利になる可能性を込めるのが良いのではないかと思う。あるいは{PC1≧PC2>PC3>PC4}だと{1, 1.5, 2.5, 3.5}などとして≧に対応させることも出来ないではない。結局こういうことが出来るということは操作が複雑だということに繋がる。だから、個人的にはこの面倒くさいシステムよりも前回の不等号だけのものを使いたい。

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