本屋のレシートがおかしい件について

 財布の中のレシートをチェックしてたらおかしなものを見つけた。

 店を特定してもしかたがないので、そのあたりは墨を入れた。
 レシートの記述を書き出すと以下のようになっている。

2015年06月18日(木) 18時58分

4569824854
なぜ中国は覇権の妄 \780
4797383178
アルケミストの終焉 \667
4797383178
アルケミストの終焉 \620
4199504559
3巻あせびと空世界 \620
小 計 \2,687
外税 \214

合計 \2,901
クレジット \2,901
お釣り \0

 上記まさに領収いたしました

 「アルケミストの終焉」という項目が2つある。これはアルケミストの終焉創造術という森田季節のクソラノベの4巻。レシートに書いてある書籍名の上の数字はISBNであり、これが同じということは同じ書籍、同じ巻ということである(ただし、版、刷は異なっていることはある)。当然だが、僕がこのクソラノベを保存用とか観賞用とか布教用とかのために複数買うということはない。間違えて複数買ったということもない。さすがに気付く(ただし、ブックオフで買うときはよくやる)。
 店員が間違えて2回バーコードを読み取ったのかと疑ったのだけど、値段を見ると、1冊目が667円、2冊目が620円となっている。同じ書籍でも物価の変動で値段が変わることはあるけど、こんな再版される予定もないようなクソラノベでそれもないだろう。
 レシートばかりを眺めていても仕方がないので書籍そのものはどうなっているのだろう? 未読棚を見てみた。

 なぜ中国は覇権の妄想をやめられないのかアルケミストの終焉創造術4の間にとある飛空士への誓約8が挟まっている。そういえば、一緒に買ったっけな、と思い出す。
 お値段はというとアルケミストの終焉創造術4が620円、とある飛空士への誓約8が667円となっている。つまり、とある飛空士への誓約のタイトルが間違えて入力されている。
 タイトルが間違っているが値段は正しい。
 書籍の裏表紙にはバーコードが2つ印刷されている。上のバーコードは13桁のISBNと同じ数値で、下のバーコードは分類とか値段とかが書いてある。バーコードの読み方についてはこの辺りが詳しい。
 そんなわけで、レジの人がとある飛空士への誓約のバーコードを読み取ろろうとした際に、どういうわけか間違えてアルケミストの終焉創造術の1段目を読んだということだろう。何をしたらそんな間違いが発生するのか謎である。