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大阪市立大院生が研究室の劇物で服毒自殺(InternetArchive)
 研究室から薬品を持ち出して自殺したらしい。自殺したのに119番通報してるっていうのはどういう事かな。うっかり飲んじゃった?
 こういう事をされると法規制が実効性を伴わないまま厳しくなるのでかなり迷惑。研究室の先生に恨みでもあるのか、と疑わざるをえないくらいに迷惑。
 劇物指定の薬物は鍵をかけて保管するよう定められているのだけど、これは多分盗難対策だと思う。学生が試薬を扱うとき、システム上は先生から鍵を借りて先生の管理のもとで扱う、ということになっているけど、実際のところどこの研究室でも学生は自由に鍵を開けることができる。棚から薬品を取り出す度に先生にお伺いを立てていたら研究なんてやってられないし、常に先生がいるわけでもない。結局、内部の人間が試薬を持ち出すぶんには防ぎようがないということになる。こういった部分は化学者の倫理観に頼り切っているというのが現状。
 大阪市大は「管理が不適切だった」と陳謝してるけど、対策が取れるものでもない。
 これを機にアクリルアミドはアジ化ナトリウムみたいに管理が厳しくなるかもしれない。