東京都青少年育成条例の議論

http://www.nicovideo.jp/watch/sm10270671
 非実在青少年とかのアレ。3月27日(土)19時00分より放送されたニコ生だとか。⑤まであるので全部見るとそれなりに時間がかかる。

 この議論を見て確信したことがある。法改正を中心となって推し進めている連中は自分たちが論理的に間違っているということを反対派以上に理解している。
 推進派50人にアクセスしたが、全員予定が合わないと言って出てこなかった。勿論、本当に予定の合わない人もそれなりにいるだろうが、予定は開いているが敢えて来なかったという人が多いのではないだろうか。そもそも、50人全員が偶然一人も予定が合わないというのが考えられない。「逃げた」という書き込みが多数あったが、当然だろう。彼らは積極的に参加しなかった。自分たちの主張は論理的に間違っているため、決して正面から議論してはいけないということを理解しているから。ここでアクセスした50人というのはどれもそれなりの立場を持っているだろうし、人並みに物を考えることもできよう。従って自分の主張が論理的に間違っているということは分かっているのだ。
 彼らは自ら論理的に間違っていることを理解していながら、何故こうまでも強行にごり押しを進めようとするのか。それは、彼らは論理的に間違ってはいても、倫理的には正しいのだと確信しており、また、法律よりも自らの倫理観を重視しているためである。「倫理観」なんて偉そうに言っても所詮は「キモヲタ氏ね」というまことに低俗な倫理観に他ならないことには実は気づいていないと思う。
 結局のところ、彼らを説得することは不可能だという結論になる。だって、宗教家に「君の考えは科学的に間違っている」といって信仰を止めさせるようなものなのだから。だから、今回の条例案が廃案になったとしても、当然ことあるごとに同じような案が出てくることになる。モグラたたきのように毎回潰さなければならない。本当に面倒な奴等だと思うよ。でも物理的に絶滅させるのは法倫理を根拠としている僕らの立場ではできないわけで。そういえば、署名TVでの主張ではそっちの方向に向かおうとしていて反感を買ってたな。
 それで、僕らの立場で何ができるか、どうするべきか、ということを前向きに考えてみる。
 推進派の中心となっている連中の考えを翻すことが不可能なのは上に述べたとおりなのだが、では中心以外の連中はどうだろう。推進派のロビー活動を見れば分かるとおり、彼らを支持している一般人というのは大抵は新聞・広告などで洗脳された一般人だと考えられる。多分、国連ユニセフ日本ユニセフ協会が同じと思ってたり、「児童」というのは小学生以下と思っている人が大半ではないだろうか。そういった人たちは、推進派の主張が論理的に間違っているということを理解していない可能性が高い。だから、彼らの洗脳を解くことを考えるべき。
 彼らの洗脳を解くと簡単にいうが相当大変なことである。例えば読売新聞なんかだと毎日のように1ページまるまる使って日本ユニセフ協会の宣伝をしている。日本ユニセフ協会は1年間の募金で得た180億円の内140億円を国連ユニセフに寄付して残りの40億円をこういった洗脳活動に使っている。この経済力に対抗するのは並大抵のことではない。
 結局できることというと、一般人の方々に真実を教えること。正しい論理で説明することに尽きる。論理立てて正しさを説明することで洗脳を解き、推進派の考えから心を離れさせるということである。これを、ネットの外でやらなければならない。だって、ネットの掲示板とかブログとかツイッターなんかでぐちぐち言ってたところで一般人の耳に触れることは絶対にない。会話による意思疎通の超苦手なキモヲタ諸君が一般人相手に論理的な説明ができるのかなぁ。僕はできんぞ。
 こんな感じ。気軽に思ったことだけど文章にすると無駄に長くなるな。